10年ほど前ですが、裏千家のお茶を習いに行っていたことがあります。
先生のご自宅に習いに行っていたのですが、その先生は薬剤師の資格も持っていらっしゃいました。
だからか、お茶のお作法や動作など、なかなか覚えにくいところを「これは△△だから、▲▲のように動くと考えたらいいのではないかしら?」と、理由づけて説明してくださるのが、非常にわかりやすかったです。
「先生の説明を聞くと、覚えやすいです。」と言ったら、「私も覚えにくかったから、理屈づけたほうが覚えやすかったのよ。」とおっしゃいました。
こういうところは、さすがに理系、と思いました(笑)。
先生によっては、ただ覚えなさい、カラダで覚えなさいと言われる方もいらっしゃるので。私はどちらかというと理屈っぽいので(全然理系ではありませんが)、このように理屈を説明してもらえるほうがありがたかったです。
いつか偶然、立ち寄った薬局に、先生が薬剤師としていらしたのに遭遇して、びっくりしたこともありました。
今はお茶に通うのもしばらく遠ざかっていますが、年賀状のやり取りはしています。そこでうかがい知れる先生の近況によると、もう薬局は辞められて、お茶の指導も今いる生徒さんだけを教えていらっしゃるようです。
「よかったら、お茶を飲みにだけでも。」とおっしゃってくださるのですが、なかなか行けなくて。
先生がお辞めになったからでしょうか、以前先生がいらした薬局の薬剤師求人が出ていました。